白川澄子さんについて

声優さんの中にも知名度が抜群の方は当然います、それこそ長年活躍を続けており、同じ役を何十年という時間演じ続けていれば、その人にしか演技が出来ないと思わせるほど。声優さんの凄いところといえば、例えいくつになってもどんな声でも出して役を演じてしまうことだ。同じ人なのに全く声が違うと印象が違えば、見る目も変わってきます。ハマり役であればあるほど、亡くなられた時の衝撃ほど大きなものはない。

ここ数年を見るだけでも、声優さんの中でも超が付く大物声優さんたちがこぞって亡くなられているのは知っているだろうか。筆者もまさか、といった衝撃を受けることもあれば、ガチで悲しんだということもあります。この方もその1人だ、なにせ後任と呼ぶべき人を見つけるのが難しいだろうという一言に尽きる、『白川澄子』という声優さんについてだ。

いい声を出したい方へ

代表的な役といえば

声優さんの芸名を挙げても分からない人もいるでしょう、この白川さんも決して例外ではありません。ですが代表的な役柄を述べればすぐに誰もが理解できるのが、2つあります。何かというと、

  • サザエさん - 中島弘
  • ドラえもん - 出来杉英才

この2つだ。言うまでもないだろう、サザエさんとドラえもん、そのどちらも今では日本を代表する国民的アニメとして世界的に人気を博し、今現在も放送されているお化け番組だ。ただ出来杉英才については2005年まででキャスト陣を一新するに当たって卒業しているものの、中島くんについては亡くなる直前まで演じていたのだ。そのためまだ10代・20代の人たちからしても、中島くんの声といえば白川さんをおいて他にない、という意見を持っている人もいるかもしれません。

そんな白川さんがどうして亡くなられてしまったのか、この方の場合は直接的な死因はあるものの、あまりに悲しい最期だったのです。

自宅での事故か

白川さんが亡くなったのは2015年11月のこと、まだ半年も経っていないその日はサザエさんの収録日として現場に赴く予定がありました。それまで欠席したこともなく、常に現れた白川さんがその日に限って来なかったため、おかしいと思ったアニメスタッフが事務所関係者と白川さんの実弟と共に彼女の自宅を訪れたのです。

そこには風呂場の浴槽で水に浸かった状態で倒れた白川さんがおり、そのまま逝去されてしまった。人命救助というタイミングでもなかった、ただこうした有名人が自宅で死亡し、その最期を誰にも看取られずに死んでしまうというケースは社会的に珍しくない。孤独死ほど身近なものはないと語る人もいますが、一般人ではない芸能人にしても孤独死は十分あり得ると思った件といえば、女優の大原麗子さんが死亡した件だ。一時代を築いた大女優ながら、最期は自宅でひっそり息を引き取ったというニュースは、世間に衝撃を与えました。なので白川さんのように、元気な高齢者でもふとした油断から死去してしまう、そんな話はよくあると見るべきなのです。

後任について

突然の白川さんの死去により、番組としても中島くんの後任を見つけるためにオーディションを開催することとなる。その後タレントとしても活躍している『落合るみ』さんがその役を演じる様になりましたが、かなりのプレッシャーを感じていたのは言うまでもない。出来杉くんについては、テレビ朝日の女性アナウンサーが務めることになったと言われています。

声の仕事につくには

名優の死は

白川さんの死は当然、インターネット上で騒ぎを巻き起こします。それまで元気で、病気の兆候もなかった方の死に驚きを隠せない人もいれば、静かに冥福を祈る人もいた。声優の中でも活動を始めて50年という、人生の半分以上を声の仕事で彩っていた方の死はあまりにも残念すぎる。若手声優が多く台頭してきている時代とは言え、大御所声優さんの死ほど耐え難いものはない。また大物であればあるほど、後任を演じることになる方の重荷もかなりのものだ。

実際に引き継ごうとなれば

中島くんはサザエさんの中では主要キャラクターの1人とはいえ、それでもサブに近い立ち回りとなっている。頻繁に出演するわけでもないが、磯野カツオというキャラを語る上では彼の存在は欠かせません。そんな中島くんの声が変わるというのは、演じている側もそうですが視ている側もある種の緊張を覚えるものだ。

もし合っていないと判断されてしまったら、色々とバッシングの種にされてしまう。理不尽な話だが、人とはそういうものだ。落合さんにしても、中島くんというキャラを演じるに当たって、覚悟を持って挑んでいたこと、それはきちんと認める必要があります。